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ここでは、糖尿病とがんが併発してしまっている場合の治療における注意点を解説。また、「NKT細胞標的治療」がこうしたケースに有効であることも紹介しています。
糖尿病を発症している人だけではなく、がん治療をスタートする際に糖尿病を指摘されるケースもあるので、知っておきたい情報をまとめました。
実は、がん治療中に糖尿病を発症することも少なくありません。がん治療中は精神的ストレスやがん細胞による神経圧迫などにより血糖が上がりやすいのです。
糖尿病を併発している場合には、がんの治療と並行して、あるいは事前に、血糖をコントロールする必要が生じます。
主ながん治療の方法である「手術療法」「化学療法」「放射線療法」という3つの療法別に、知っておきたいポイントをまとめました。
血糖値があまりに高いと、術後の傷が治癒しづらく細菌感染も起こしやすいため、あらかじめ血糖値を整えるための治療が行われます。食事療法のみだった場合でも服薬が加わることがあるほか、すでに服薬している場合でも薬の種類が変わることがあります。迅速に血糖値を調整する必要がある場合などではインスリン治療が行われることもあるでしょう。
また、手術に伴う入院において、食事が摂れない間、糖分が含まれる点滴をしますが、この点滴によって血糖値が上がる可能性があります。そのため、血糖値コントロールのためにインスリンを投与することもあります。
抗がん剤による治療では、薬剤の種類にもよりますが、色々な副作用が生じます。糖尿病を併発している場合に注意したい副作用としては、発熱・吐き気・嘔吐・味覚の変化・口内炎・下痢・便秘などが挙げられます。
そして、こうした副作用により食事ができない場合にいつもと同じ量のインスリンを打ったり糖尿病薬を飲んだりすると、低血糖が起きる可能性があり、注意が必要です。また、口内炎や吐き気などで口当たりが良いものしか摂れない場合にそれが糖質を多く含んだものだと、逆に血糖値が高くなる危険があります。
副作用を和らげる方法を医師に相談しながら、血糖値コントロールに影響が及ばないように、薬の調整についても確認しておく必要があるでしょう。
また、化学療法ではステロイド剤を使用することもありますが、ステロイドは血糖値を上げる副作用を持っています。そのためステロイドの使用に際しては、普段インスリンを使っていない場合でも一時的にインスリンを使うことがあります。また、普段からインスリンを使っている場合でも、一時的にインスリン量を増やすことがあります。
放射線治療では、全身の倦怠感や食欲不振といった副作用が起こります。こうした副作用により食事ができない場合、「手術」「化学療法」でも説明したように、普段どおりの糖尿病薬を使うことで低血糖になってしまうおそれがあります。
また、放射線治療では照射部位に皮膚変化が起こることもあり(口内炎、皮膚炎、腸炎など)、高血糖状態でこうした皮膚の炎症が生じると感染が起きる可能性もあります。
そのため、血糖値をコントロールすることが重要です。
冒頭で触れたように、がんと糖尿病が併発していると、「糖尿病があるから血糖値のコントロールをしてからでないと、がんの治療に入れない」と言われることがあります。
「一刻も早くがん治療を始めたい」「がんと言われたのに糖尿病なんて気にしてられない」と思う方もいるかもしれませんが、ここまで説明したとおり、がんの治療において、糖尿病の治療(血糖コントロール)はとても重要です。
ぜひ、解説したポイントを頭に入れておきましょう。
ここまで見てきたように、がんと併発して糖尿病がある場合には血糖コントロールが必要であり、治療は通常よりも困難となります。
NKT細胞標的治療は、こうした血糖コントロールが必要なケースでも行える治療なので、糖尿病がある方、心配な方にとってもメリットのあるがん治療と言えるでしょう。
体内にある“免疫のリーダー”
NKT細胞を活性化して、
がん細胞を攻撃する
「NKT細胞(ナチュラルキラーT細胞)」を人工的に活性化し、免疫を高める治療法です。
NKT細胞は、敵(がん)の特徴を認識し、総攻撃することも、長期にわたって記憶することも可能。
ほかの免疫細胞が分業している仕事を、自身で行いつつ、ほかの免疫細胞に指示を出せるという、免疫のリーダー的役割を果たしています。
成分採血
提携医療機関に外来。受療適格性判断のための血液検査をおこなったのち、約1週間後に成分献血を実施します。
ベッドに横になった状態で、4~5時間かけて特定の成分だけを保存する方法で、日本赤十字での成分献血と同様の方法で行われます。
この採血した単核球(リンパ球、単球)の層を細胞培養施設に移送します。
培養
単核球層から単球(白血球の3~8%を占める白血球の成分の一種。感染に対する防衛の開始に重要な細胞のこと)を単離し、樹状細胞へ分化誘導します。
結合
分化誘導された樹状細胞は、未熟な状態です。
これを十分に成熟化させるために引き続き培養し、免疫活性化物質を添加してNKT細胞を活性化する細胞を作り上げます。
この技術は理研免疫再生医学の特許であり、RIKEN-NKT™において使用されています。
また、この免疫活性化物質は、GMP製造(医薬品の製造管理及び品質管理の基準)され、理研免疫再生医学が独占的権利を持っています。
これらの技術は、理研免疫再生医学と提携しているクリニックに提供されています。
体内に戻す
成分採血から2週間後に、NKT細胞を活性化するための細胞(目的細胞)が医療機関に戻されます。医療機関にて、-80℃以下で凍結保存し、患者様が外来したときに、皮下注射または静脈への点滴により体内に目的細胞を戻します。日帰りでの治療になります。
理研発のメディカルサイエンス企業である、株式会社理研免疫再生医学では、NKT細胞標的治療に必要な薬剤や培養方法などを開発して、提携医療機関や共同研究機関等との協力により、保険外診療としてNKT細胞標的治療技術を普及することに努めています。
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