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ここでは、「NKT細胞標的治療」がステージ4などの進行したがんにも有効なのかについて解説しています。
実際に行われた臨床試験の結果や、治療例を含めてご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
NKT細胞標的治療は、ステージ4など進行したがんに対しても有効です。
それが分かる臨床試験の結果を、以下にご紹介します。
この臨床試験は、「進行・再発した非小細胞肺がんの患者17人(第IIIB、IV期あるいは再発症例)」を対象としたもので、理研と千葉大学との共同で行われました。
肺がんは初期で発見されれば手術切除も可能ですが、再発や進行により手術が難しい場合、完治を望める治療法はありません。実際、非小細胞肺がん患者が標準治療(診療ガイドラインで推奨されている二次治療)を終えた後の生存期間は、中央値で「6ケ月程度」です。
しかし、こうした病状の患者にNKT細胞標的治療の臨床試験を実施したところ、驚くことに17例の生存中央値が「19ケ月」となりました。推奨されている治療の場合と比べて、2倍を超える延命に成功したということです。
また17例のうち60%(10例)は、NKT細胞の活性化を示すIFN-γ(インターフェロン・ガンマというサイトカイン)の分泌が顕著となり、延命効果は標準治療の場合の約4倍にも及ぶ結果となりました。
つまり、余命6ケ月と言われ、あとは緩和ケアしかないだろうとされていた末期の肺がん患者が、NKT細胞標的治療により、約3年間も長く生きられたのです。
この臨床試験の後、頭頚部がんや術後肺がんなど、異なるがん種での研究も実施され、同様の有効性を示す結果が得られています。
実際にステージ4でNKT細胞標的治療を受けた人の例を見てみましょう。
この患者さんは、「スキルス胃がん・腹膜幡種・ステージⅣ」と診断され、抗がん剤治療を2クール行った後、手術で胃を1/3ほど切除しました。そして手術後、体力が回復したら抗がん剤治療の3クール目を行う予定でした。しかし、これまでの抗がん剤治療による副作用が強く、心身に限界がきており、そんなときにたまたま知ったNKT細胞標的治療を受けることとなったのです。
珍しいケースですが、この患者さんはNKT細胞標的治療の1回目の投与後、39℃を超える高熱と頭痛が起こりました。解熱剤の投与ですぐに収まり、2回目以降は熱も頭痛も出ませんでしたが、これは新型コロナウィルスのワクチン接種で一般的な副反応と同様、免疫の活性化により生じた副反応と考えられます。そのため、担当医師は逆に効果も期待できると感じました。
そして案の定、4回目の投与後1週間ほど経つと、胃がんの腫瘍マーカーの数値が治療前の200から67にまで下がっていたのです。 この結果を受けて、予定していた3クール目の抗がん剤治療は延期となりました。
より詳しい情報は、以下のリンク先に掲載をしています。
ステージ4のがんと聞くと、「治療のほどこしようがない」「緩和ケアなどを行いつつ最期を待つしかない」といったイメージを持つ方も多いでしょう。しかし、同じステージ4でも、がんの種類によって5年後生存率は大きく異なります。そして、上で紹介したように、NKT細胞標的治療によって腫瘍マーカーの数値が大きく改善されることもあるのです。
がん治療においては、担当医から「厳しい」と言われたとしても、ねばり強く最善の治療法を模索することが大切です。
決して後悔することのないよう、最後までできることを試しましょう。
体内にある“免疫のリーダー”
NKT細胞を活性化して、
がん細胞を攻撃する
「NKT細胞(ナチュラルキラーT細胞)」を人工的に活性化し、免疫を高める治療法です。
NKT細胞は、敵(がん)の特徴を認識し、総攻撃することも、長期にわたって記憶することも可能。
ほかの免疫細胞が分業している仕事を、自身で行いつつ、ほかの免疫細胞に指示を出せるという、免疫のリーダー的役割を果たしています。
成分採血
提携医療機関に外来。受療適格性判断のための血液検査をおこなったのち、約1週間後に成分献血を実施します。
ベッドに横になった状態で、4~5時間かけて特定の成分だけを保存する方法で、日本赤十字での成分献血と同様の方法で行われます。
この採血した単核球(リンパ球、単球)の層を細胞培養施設に移送します。
培養
単核球層から単球(白血球の3~8%を占める白血球の成分の一種。感染に対する防衛の開始に重要な細胞のこと)を単離し、樹状細胞へ分化誘導します。
結合
分化誘導された樹状細胞は、未熟な状態です。
これを十分に成熟化させるために引き続き培養し、免疫活性化物質を添加してNKT細胞を活性化する細胞を作り上げます。
この技術は理研免疫再生医学の特許であり、RIKEN-NKT™において使用されています。
また、この免疫活性化物質は、GMP製造(医薬品の製造管理及び品質管理の基準)され、理研免疫再生医学が独占的権利を持っています。
これらの技術は、理研免疫再生医学と提携しているクリニックに提供されています。
体内に戻す
成分採血から2週間後に、NKT細胞を活性化するための細胞(目的細胞)が医療機関に戻されます。医療機関にて、-80℃以下で凍結保存し、患者様が外来したときに、皮下注射または静脈への点滴により体内に目的細胞を戻します。日帰りでの治療になります。
理研発のメディカルサイエンス企業である、株式会社理研免疫再生医学では、NKT細胞標的治療に必要な薬剤や培養方法などを開発して、提携医療機関や共同研究機関等との協力により、保険外診療としてNKT細胞標的治療技術を普及することに努めています。
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