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皮膚がんは、皮膚にできる悪性腫瘍の総称です。代表的なものに基底細胞がん、有棘細胞がん、メラノーマ(悪性黒色腫)があります。
目に見える部位に発生しやすいことから、早期発見の可能性が高いがんでもありますが、初期は湿疹やいぼ、ほくろと見分けがつきにくい場合があります。この記事では、皮膚がんの特徴や種類、治療方法について詳しく解説します。
皮膚がんは、皮膚の表面や皮膚を構成するさまざまな細胞が悪性化することで起こる病気の総称です。代表的な種類として、基底細胞がんや有棘細胞がん、メラノーマ(悪性黒色腫)などが知られており、ほかにも乳房外パジェット病やメルケル細胞がん、血管肉腫などがあります。
原因の多くは紫外線の影響で、長年日光を浴び続けることでリスクが高まります。そのため、日光を浴びやすい顔や腕、足などにできることが多く、また高齢者に発生しやすいとされています。やけどや傷の痕、化学物質に長期間さらされることも発症のきっかけになることがあります。
皮膚がんの初期は、ほくろやシミに似ていることが多く、見た目だけで良性か悪性かを判断するのは困難です。「シミが急に大きくなった」「ほくろの形が変わった」「なかなか治らない傷がある」といった変化があれば、早めに皮膚科を受診することが大切です。
皮膚がんは、紫外線が発症の大きな要因の一つであるため、白人に多く発生し、黒人には少ない傾向があります。日本人はその中間に位置しており、。全国がん登録罹患データによると、2020年に皮膚がんと診断されたのは23,846例でした。1万人あたり約2人程度ですが、高齢化が進むにつれて増えており、10年前と比べると患者数は2倍以上になっています。
5年相対生存率は94.6%と高く、適切な治療を受ければ予後が良好なケースも多いとされています。
情報参照元:がん情報サービス(https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/cancer/13_skin.html)
基底細胞がん、有棘細胞がん、メラノーマ(悪性黒色腫)が代表的なものとして知られています。それ以外にも、乳房外パジェット病やメルケル細胞がん、血管肉腫などがあり、それぞれ特徴が異なります。
基底細胞がんは、皮膚がんの中でもっとも多いとされる種類です。紫外線や放射線などが原因と考えられ、高齢者の顔面に発生することが多いといわれています。黒いほくろや小さなイボのように見えることが多く、進行すると中央がくぼんだり、じくじくとした潰瘍ができることもあります。
治療は手術が基本で、がんの周囲を3~5mmほど切除することで根治が期待できます。進行が遅く、転移するケースはほとんどありません。顔にできることが多いため、切除後の見た目を考慮して、皮膚移植や皮弁術(周囲の皮膚を移動させる手術)が行われることもあります。
有棘細胞がんは、皮膚の表面近くにある「有棘層(ゆうきょくそう)」という部分の細胞ががん化してできる腫瘍です。発生頻度としては基底細胞がんに次いで多いとされています。
紫外線の影響を受けやすく、特に顔や頭皮、手の甲などにできることが多いです。また、やけどの痕や傷跡、慢性的な炎症、放射線や化学物質、ウイルス感染(ヒトパピローマウイルスなど)が原因となることもあります。
通常の肌の色をしたしこりや赤みを帯びた腫瘤(しゅりゅう)として現れることが多く、進行すると表面がガサガサして硬くなったり、ただれた状態になることもあります。炎症がひどくなると、体液がにじんで悪臭を伴うこともあり、日常生活にも影響を及ぼす可能性があります。
転移のリスクが基底細胞がんよりも高いため、早めの治療が重要です。治療の基本は手術ですが、進行度や再発リスクに応じて、手術後に放射線治療や抗がん剤による化学療法を組み合わせることもあります。
メラノーマは、皮膚の色素をつくる細胞(メラノサイト)ががん化したもので、皮膚がんの中でも最も悪性度が高いとされています。進行が速く、早い段階でリンパ節や他の臓器に転移しやすいため、特に注意が必要です。
特に、足の裏や手のひら、爪の下などにできることが多く、発見が遅れることもあります。外見は黒や褐色のほくろのように見えますが、左右非対称だったり、輪郭がギザギザとしていたり、いびつな形をしているのが特徴です。色が均一ではなく、黒や茶色、赤、白などが混ざって見えることもあります。また、「大きさが6mm以上ある」「急に大きくなった」なども、メラノーマの可能性が考えられます。
治療は、手術でがんを取り除くことが基本ですが、進行している場合は免疫チェックポイント阻害薬や分子標的薬といった薬物療法が用いられることもあります。
その他の皮膚がんとして、乳房外パジェット病、メルケル細胞がん、血管肉腫、隆起性皮膚線維肉腫などがあります。
乳房外パジェット病は、外陰部や脇、陰部などに発生しやすいがんです。湿疹やかぶれと見分けがつきにくく、発見が遅れることが多いとされています。通常の塗り薬では改善しないため、長引く皮膚の異常がある場合は医療機関で相談したほうがよいでしょう。
メルケル細胞がんは、高齢者の頬や頭、首にできることが多く、赤みを帯びたしこりとして現れます。見た目は一見良性の腫瘍のようですが、非常に進行が早く、転移もしやすいため、早期治療が求められます。
血管肉腫は、高齢者の頭皮や顔にできることが多いがんで、赤紫色のあざのように見えることが特徴です。メルケル細胞がん同様に悪性度が高く、放っておくと急速に広がることがあるため、少しでも異変を感じたら早めに医師に相談することが大切です。
皮膚がんの治療は、種類や進行度によって異なりますが、基本となるのは手術による切除です。転移がある場合や、手術が難しい場合には薬物療法や放射線治療が行われることもあります。
転移がない場合は、手術での切除が基本となります。腫瘍の周囲にがん細胞が広がっている可能性があるため、再発を防ぐために少し広めに切除することが多いです。
顔など目立つ部位や切除した部位が大きい場合は、皮膚移植や皮弁術(近くの皮膚を動かして傷を覆う方法)が行われます。
また、がんの広がりを確認するためにセンチネルリンパ節生検を行うこともあります。リンパ節に転移している場合は、そのリンパ節も一緒に取り除く手術が必要です。
転移がある場合や手術が難しい場合には、薬物療法や放射線治療が検討されます。特にメラノーマでは、免疫チェックポイント阻害薬や分子標的薬といった新しい治療法が登場し、進行した状態でも治療の選択肢が広がっています。
また、薬物療法と放射線治療を併用することで、治療効果を高めることが期待されます。しかし、副作用が増える可能性もあるため、患者さんの体調や病状を十分に考慮しながら治療方針を決定することが重要です。
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体内にある“免疫のリーダー”
NKT細胞を活性化して、
がん細胞を攻撃する
「NKT細胞(ナチュラルキラーT細胞)」を人工的に活性化し、免疫を高める治療法です。
NKT細胞は、敵(がん)の特徴を認識し、総攻撃することも、長期にわたって記憶することも可能。
ほかの免疫細胞が分業している仕事を、自身で行いつつ、ほかの免疫細胞に指示を出せるという、免疫のリーダー的役割を果たしています。
成分採血
提携医療機関に外来。受療適格性判断のための血液検査をおこなったのち、約1週間後に成分献血を実施します。
ベッドに横になった状態で、4~5時間かけて特定の成分だけを保存する方法で、日本赤十字での成分献血と同様の方法で行われます。
この採血した単核球(リンパ球、単球)の層を細胞培養施設に移送します。
培養
単核球層から単球(白血球の3~8%を占める白血球の成分の一種。感染に対する防衛の開始に重要な細胞のこと)を単離し、樹状細胞へ分化誘導します。
結合
分化誘導された樹状細胞は、未熟な状態です。
これを十分に成熟化させるために引き続き培養し、免疫活性化物質を添加してNKT細胞を活性化する細胞を作り上げます。
この技術は理研免疫再生医学の特許であり、RIKEN-NKT™において使用されています。
また、この免疫活性化物質は、GMP製造(医薬品の製造管理及び品質管理の基準)され、理研免疫再生医学が独占的権利を持っています。
これらの技術は、理研免疫再生医学と提携しているクリニックに提供されています。
体内に戻す
成分採血から2週間後に、NKT細胞を活性化するための細胞(目的細胞)が医療機関に戻されます。医療機関にて、-80℃以下で凍結保存し、患者様が外来したときに、皮下注射または静脈への点滴により体内に目的細胞を戻します。日帰りでの治療になります。
理研発のメディカルサイエンス企業である、株式会社理研免疫再生医学では、NKT細胞標的治療に必要な薬剤や培養方法などを開発して、提携医療機関や共同研究機関等との協力により、保険外診療としてNKT細胞標的治療技術を普及することに努めています。
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