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甲状腺がんはどのようながんなのかまとめ、ステージや種類、治療法について解説しています。甲状腺がんについて知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
甲状腺に生じたしこりを「甲状腺結節(けっせつ)」と呼び、そのうち悪性のものを甲状腺がんと言います。ここでは、甲状腺がんとはどのようながんなのかまとめ、種類やステージなどについて解説しています。
そのうち、悪性の割合は男性1.9%、女性3.2%と報告されています。甲状腺がんは、20~30代の女性に見られる主ながんの一つで、比較的若い女性に多く見られるのが特徴です。
甲状腺がんには、悪性度の低いものと高いものがあります。ここでは、甲状腺がんの種類について解説しています。
悪性度が低いとされる甲状腺がんは、以下の通りです。
甲状腺がんの約9割を占める高分化がんです。たびたび、リンパ節への転移が見られますが、進行が極めて遅く、命にかかわるケースはほとんどありません。治療後の経過も良好と言われています。
乳頭がんに次いで多く見られるがんで、甲状腺がんの約5%を占めています。乳頭がんと比較するとリンパ節への転移が少ないとされますが、血液に乗って肺・骨などに転移しやすいという特徴があります。
乳頭がんや濾胞がんのような高分化がんと比較すると、遠隔転移しやすく、高分子がんと共存するほか、悪性度の高い未分化がんに進行するケースもあります。
悪性度が高い甲状腺がんは、以下の通りです。
甲状腺がんの1〜2%ほどを占めます。傍濾胞(ぼうろほう)細胞と言われる、甲状腺の中にある細胞の一種ががん化したものです。高分化がんよりも進行が速く、リンパ節・肺・肝臓などに転移しやすい傾向があります。
進行が速く、甲状腺の周囲にある反回神経という発声に関係する神経や気管、食道などに浸潤したり、肺・骨などに転移したりしやすいとされる、悪性度が非常に高いがんです。
甲状腺全体が急に腫れたり、かすれ声・呼吸困難が見られたりします。橋本病と関連しているケースが多いです。
がんの進行の具合は、ステージ(病期)として分類されます。ステージは、ローマ数字を用いて表記するのが一般的です。甲状腺がんのステージは、以下のTNMの3種のカテゴリー(TNM分類)の組み合わせによって決まります。
原発腫瘍とは、原発部位(がんが初めに発生した部位)に見られるがんのことで、原発巣とも言われます。甲状腺がんは、がんの種類・ステージによって治療法が変わってくるため、これらをしっかりと把握しなければなりません。
2019年に日本全国で甲状腺がんと診断されたのは18,780人です。内訳は、男性4,888例、女性13,892例となっています。
2020年の死亡数は1,843人であり、内訳は男性591人・女性1,252人です。
参照元:がん情報サービス公式サイト多くのケースでは自覚症状がなく、しこり以外の症状は見られません。病状が進行すると、のどの違和感や声のかすれ・痛み・飲み込みにくさ・誤嚥・血痰・呼吸困難といった症状が見られる場合があります。
気になる症状が見られる場合は、早めに耳鼻咽喉科や内分泌科を受診するようにしましょう。
甲状腺がんの治療方法は、がんの進行具合をあらわすステージや、がんの性質はもちろん、全身の状態など総合的に見て判断されます。治療の詳細は、主治医によく確認しておくことが重要です。ここでは、甲状腺がんの治療法にはどのようなものがあるのかチェックしてみましょう。
手術は、がんの大きさや場所、転移があるかどうかによって検討します。手術には、甲状腺をすべて切除する全摘術、片側の甲状腺を切り取る片葉切除術などがあります。
甲状腺すべてを切除する手術のことです。この術式を用いると、甲状腺からの再発予防につながります。また、術後の血液検査によってサイログロブリン値をチェックすると、再発の発見がしやすいメリットがある点も特徴です。その一方、甲状腺ホルモンが分泌されなくなるため、術後は甲状腺ホルモン薬の内服をしなければなりません。
がんが見られる側の甲状腺を切除する手術のことです。一部でも甲状腺を残すことによって、身体に必要なホルモンを生成できるため、術後に甲状腺ホルモン薬を内服せずに済むケースが多いです。しかし、残存した甲状腺に小さながんが残っている可能性があるほか、再発した場合はすべて取り除く再手術をする必要があります。
甲状腺がんに対する放射線治療は、放射線を身体の中から照射する内照射と、身体の外から照射する外照射があるのが特徴です。
放射性ヨウ素内用療法は、Ⅰ-131という放射性ヨウ素のカプセルを内服することによって放出される放射線でがんの治療をする方法のことです。目的によって、アブレーション・補助療法・治療の3種類があり、内服するⅠ-131の量が異なるのが特徴です。
未分化がんの場合、術後の補助療法や手術が行えない治療として、外照射が行われるケースがあります。また、骨転移による痛みなどの症状を和らげる目的で、外照射を実施する場合があります。
甲状腺刺激ホルモン(TSH)は、甲状腺を刺激して甲状腺ホルモンの分泌を促します。同時に、甲状腺がんの細胞も刺激して、がん細胞を増加させる作用もあります。甲状腺がんの術後は、身体が甲状腺ホルモン不足を補うために、甲状腺刺激ホルモン(TSH)を多く分泌しようとします。
そのため、術後の再発や転移のリスクが高いと予測されるケースでは、TSHの分泌を抑制するため、十分な量の甲状腺ホルモン薬を内服する場合があります。
再発や転移した分化がんにおいて、放射線性ヨウ素内用療法が行えないと判断された場合には、分子標的薬を用いた治療を検討することがあります。
緩和ケア・支持療法は、がんによる心身や社会的なつらさを緩和したり、がんによる症状やがん治療の副作用・合併症・後遺症を軽減したりするために行われる治療やケアのことです。終末期だけではなく、がんと診断された時点から始まります。
がん治療によるつらさはもちろん、それ以外の悩みについても、医師・看護師などの医療従事者や、がん相談支援センターに相談できます。
甲状腺がんの場合、もともとがんが見られた甲状腺やその周辺のリンパ節において局所再発するケースが多く、再発時には手術・薬物療法・放射線治療(内照射・外照射)が検討されます。
肺・骨・肝臓といった遠隔臓器への転移はまれと言われていますが、遠隔転移が発見された場合には、放射線治療(内照射・外照射)や薬物療法による治療を行う場合があります。
体内にある“免疫のリーダー”
NKT細胞を活性化して、
がん細胞を攻撃する
「NKT細胞(ナチュラルキラーT細胞)」を人工的に活性化し、免疫を高める治療法です。
NKT細胞は、敵(がん)の特徴を認識し、総攻撃することも、長期にわたって記憶することも可能。
ほかの免疫細胞が分業している仕事を、自身で行いつつ、ほかの免疫細胞に指示を出せるという、免疫のリーダー的役割を果たしています。
成分採血
提携医療機関に外来。受療適格性判断のための血液検査をおこなったのち、約1週間後に成分献血を実施します。
ベッドに横になった状態で、4~5時間かけて特定の成分だけを保存する方法で、日本赤十字での成分献血と同様の方法で行われます。
この採血した単核球(リンパ球、単球)の層を細胞培養施設に移送します。
培養
単核球層から単球(白血球の3~8%を占める白血球の成分の一種。感染に対する防衛の開始に重要な細胞のこと)を単離し、樹状細胞へ分化誘導します。
結合
分化誘導された樹状細胞は、未熟な状態です。
これを十分に成熟化させるために引き続き培養し、免疫活性化物質を添加してNKT細胞を活性化する細胞を作り上げます。
この技術は理研免疫再生医学の特許であり、RIKEN-NKT™において使用されています。
また、この免疫活性化物質は、GMP製造(医薬品の製造管理及び品質管理の基準)され、理研免疫再生医学が独占的権利を持っています。
これらの技術は、理研免疫再生医学と提携しているクリニックに提供されています。
体内に戻す
成分採血から2週間後に、NKT細胞を活性化するための細胞(目的細胞)が医療機関に戻されます。医療機関にて、-80℃以下で凍結保存し、患者様が外来したときに、皮下注射または静脈への点滴により体内に目的細胞を戻します。日帰りでの治療になります。
理研発のメディカルサイエンス企業である、株式会社理研免疫再生医学では、NKT細胞標的治療に必要な薬剤や培養方法などを開発して、提携医療機関や共同研究機関等との協力により、保険外診療としてNKT細胞標的治療技術を普及することに努めています。
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