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ここでは、「NKT細胞標的治療」で起こり得る副作用について、くわしく紹介しています。実際に副作用が出たケースや、3大治療による副作用の軽減効果などについてもまとめました。
副作用が現れる患者さんはほとんどいないものの、まれに、投与して数時間後や数日経過後に軽い発熱、倦怠感などを覚える人もいるようです。ただし、こうした症状には解熱剤で対応することができます。
また、成分採血時に、低いカルシウム血症や、迷走神経反射を起こすケースもまれにあるようです。ただこれに対しても、事前の準備等で対応ができます。
ごく珍しいケースではありますが、「スキルス胃がん・腹膜播種・ステージⅣ」のがん患者で、NKT細胞標的治療を行った1回目に高熱(39.6℃)が出た症例があります。
解熱剤を使用したところすぐに落ち着き、2回目以降の処置では発熱は起こらず、頭痛等も出なかったそう。
これは、新型コロナウイルスのワクチン接種において一般的な副反応と同じメカニズムによるもの、つまり免疫が活性化したことで起こったものと考えられます。
NKT細胞標的治療ではほとんど副作用が起こらないことが分かりましたが、実は、副作用がないどころか抗がん剤治療による副作用を軽減させられる働きを持つことが明らかとなっています。免疫のアクセル・ブレーキの両機能を持ち合わせているNKT細胞の働きによって免疫のバランスが整い、抗がん剤治療の副作用が和らぐのです。
がん患者のなかには、抗がん剤の副作用が重く、治療を途中で断念せざるを得ない状況に追い込まれてしまう方もいます。NKT細胞標的治療を併用すれば、こうした事態を避けられる可能性があるということです。
なにより、3大療法(外科療法・放射線療法・化学療法)は身体への侵襲が大きく、がん治療に必要不可欠な免疫力を低下させます。
NKT細胞標的治療は免疫力を高めるので、3大療法の有効なアシスト役となることが期待できるでしょう。
改めてがんの3大治療について詳しく知りたい方は、こちらのページで紹介をしています。
以下の各症例ページでは、NKT細胞標的治療を受けた方の副作用などもご紹介しています。
体内にある“免疫のリーダー”
NKT細胞を活性化して、
がん細胞を攻撃する
「NKT細胞(ナチュラルキラーT細胞)」を人工的に活性化し、免疫を高める治療法です。
NKT細胞は、敵(がん)の特徴を認識し、総攻撃することも、長期にわたって記憶することも可能。
ほかの免疫細胞が分業している仕事を、自身で行いつつ、ほかの免疫細胞に指示を出せるという、免疫のリーダー的役割を果たしています。
成分採血
提携医療機関に外来。受療適格性判断のための血液検査をおこなったのち、約1週間後に成分献血を実施します。
ベッドに横になった状態で、4~5時間かけて特定の成分だけを保存する方法で、日本赤十字での成分献血と同様の方法で行われます。
この採血した単核球(リンパ球、単球)の層を細胞培養施設に移送します。
培養
単核球層から単球(白血球の3~8%を占める白血球の成分の一種。感染に対する防衛の開始に重要な細胞のこと)を単離し、樹状細胞へ分化誘導します。
結合
分化誘導された樹状細胞は、未熟な状態です。
これを十分に成熟化させるために引き続き培養し、免疫活性化物質を添加してNKT細胞を活性化する細胞を作り上げます。
この技術は理研免疫再生医学の特許であり、RIKEN-NKT™において使用されています。
また、この免疫活性化物質は、GMP製造(医薬品の製造管理及び品質管理の基準)され、理研免疫再生医学が独占的権利を持っています。
これらの技術は、理研免疫再生医学と提携しているクリニックに提供されています。
体内に戻す
成分採血から2週間後に、NKT細胞を活性化するための細胞(目的細胞)が医療機関に戻されます。医療機関にて、-80℃以下で凍結保存し、患者様が外来したときに、皮下注射または静脈への点滴により体内に目的細胞を戻します。日帰りでの治療になります。
理研発のメディカルサイエンス企業である、株式会社理研免疫再生医学では、NKT細胞標的治療に必要な薬剤や培養方法などを開発して、提携医療機関や共同研究機関等との協力により、保険外診療としてNKT細胞標的治療技術を普及することに努めています。
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